v6Direct 緊急時経路再設定URLについて 通信断時間最小化
v6DirectはIPoEによるIPv6サービスであり、こちらのサービスはIPv6プレフィクスについては半固定のサービスとなります。
NTT都合の工事等により、利用中にIPv6アドレスが変更になる場合があり、IPv6アドレスが変わることで、IPv6のトンネルで形成されている、IPv4通信がダウンしてしまいます。
通常は、お客様宅内のIPv6アドレスが変更になる際に、NTTよりプロバイダ側にIPv6アドレス変更通知が来ることで速やかにIPv4通信についても復旧しますが、NTTのその他のメンテナンスなどにより、プロバイダへの通知が遅延する場合があり、その場合、IPv4通信ダウン時間も長くなる場合が御座います。
このような状況になった場合、お客様宅内の配布済IPv6アドレスを持つ機器から、弊社通知の「緊急時経路再設定URL」へアクセス頂くことで、プロバイダ側に直接ご利用中のIPv6アドレス情報を頂くことでIPv4経路の再設定を行うことで、数分程度で復旧させることが可能です。
半固定ではありますが、頻繁に起こるものでは無い為、お客様の用途により利用が必要だと判断された場合のみ、お客様にてご利用頂ければと思います。通常利用の場合には、特に気にしなくても問題無いと思われます。
1)HGW利用の場合
NTTレンタルのHGWご利用の場合には、IPv6プレフィックスに変更が生じた場合で、長時間のIPv4ダウンとなった場合は、弊社通知の「緊急時経路再設定URL」にアクセスして復旧を行うことが出来ます。
2)高機能なルータをご利用の場合
YAMAHAなどの高機能なルータを利用されている場合には、IPv6のプレフィックス変化を検出して、自動で「緊急時経路再設定URL」にアクセスに行き、IPv4ダウン時間を最小化させる動作をすることが可能です。
「RTX830 でのv6Direct/固定IP1設定」で紹介した設定をして頂く事で
緊急時経路再設定URLを自動で呼び出すことが可能です。
但し、古いYAMAHAルータでFWで生成されたものや、入力間違いで動作しない可能性もあるため、
「v6Direct 緊急時経路再設定 RTX1210」で紹介している
動作確認と、設定修正について確認頂く事をおすすめします。