YAMAHA PPPoE設定補足情報 既知の問題と対応
下記に弊社で確認できている既知の問題と対処について補足情報として提供させて頂きます。
下記説明はCLIによるコマンドベースの設定変更となりますのでご了承下さい。
尚、下記以外の問題などについては、お客様自身で解決を頂きますようお願い致します。
1)IPv6 PPPoE経由で通信出来ないサイトが有る場合
弊社でYAMAHA様ルータを利用した、IPv6 PPPoE接続を経由する、WindowsUpdateなどにおいて、
正しく通信出来ず処理が進まない状態が発生することを確認しております。
対処方法としては、該当IPv6 PPPoE設定においてMSS制限の動作を設定することで回避出来る場合があります。
仮にPP[02]において、IPv6 PPPoE設定している場合には、CLIにて
# pp select 2 pp2# ipv6 pp tcp mss limit auto pp2# pp select none # saveとします。
「auto」の部分は通信相手によって自動設定されるため、多くの場合に有効ですが、 「1280」等の数値設定が必要になる場合も有るかもしれません。
数値指定をされる場合、お客様環境にて適切な値を設定して頂きますようお願い致します。
尚、上記「ipv6 pp tcp mss limit auto」については新しいFW等では仕様変更(デフォルト値の変更)になっており、 最新のファームウェアに更新するだけで問題回避出来ますので、 最新のファームウェアを利用頂くことをお勧め致します。
●デフォルトで ipv6 pp tcp mss limit auto となるファームウェア NVR510 Rev.15.01.09 (2017/09/25リリース)以降 NVR500 Rev.11.00.36 (2017/10/30リリース)以降 リリースノートにおいて仕様変更の記載が御座います。
下記については、CLIで設定追加することで多くの場合で問題回避できます。
NVR510 Rev.15.01.06 (2017/02/21リリース)以前 NVR500 Rev.11.00.35 (2016/10/06リリース)以前 RTX1210 Rev.14.01.20 (2017/06/06リリース)以前 RTX1210については2018/01/31時点で、Rev.14.01.20 が最新版
上記に関連する最新情報、ファームウェアのリリースノートはYAMAHA様のルータファームウェア配布ページなどでご確認下さい。